教員紹介

Faculty Members

福永 俊輔 教授

法律学科

高校生へのメッセージ

今やりたいことは全部すればいいし、それが成功しても失敗しても、やらないで後悔するよりはいい。ああしておけばよかったと思う人生だけは送らないように、今を一生懸命に生きてください。

福永 俊輔
研究分野 刑法
研究分野に関する
キーワード
刑事法学
研究テーマ 共犯論、共謀共同正犯、刑事立法をめぐる諸問題、共謀共同正犯をめぐる手続上の問題

高校までの勉強は未来への投資
好き嫌いせず色々なことを吸収しよう!

事例をとりあげ、刑法的な考え方を身に付ける

2012年10月に西南学院大法学部へ赴任された福永俊輔先生は、大学で硬式野球部に所属していたスポーツマン。また、シングルプレーヤーとしての腕前を持ち、現在はゴルフのアマチュア大会に出場されるなど、多彩な才能を開花されています。
一方、研究テーマは犯罪とそれに伴う刑罰を規律する「刑法」で、2年次のゼミでは飲酒運転や裁判員制度、性犯罪など、学生の関心が高そうなトピックスを取り上げ、事例の調べ方や報告の仕方を教授するなど、学ぶための基礎的能力を高める授業を行われています。3年次以降は法学を総合的に学ぶため、1つの事例から刑法的な考え方を学んでいきます。

勉強することは、未来の自分への投資

福永先生は大学に入学してから法学に触れたそうですが「思っていたより、高校までの勉強が布石になっているなと思いました」と、当時の心境を振り返ります。「法律学は論理的思考が必要なので数学的な頭を使いますし、もちろん国語力も必要ですね。また、古文・漢文も必要です。国際法をしっかり学ぼうと思うと外国語も要りますし、歴史的なこと(社会)を知っていると、なぜ法律ができたのかもわかります。そういう面で、高校までの勉強は全部、未来への投資だったんだろうなと思います。高校までの教科毎の勉強って面白くないし、やりたくないこともあったけど、大学に入ったら、教養課程は一先ず措くとしても、専門科目になれば、自分の好きな勉強ができるようになります。それが私は刑法(刑事法)でした。そしてそれまでの高校までの勉強は布石になっていました。だから、皆さんも好き嫌いをせずにオールマイティーに勉強をすることを心掛けてほしいと思います」。

一歩一歩着実に成長しよう

また、福永先生からはこんなアドバイスもありました。「昨日今日医師免許を取った人に手術を頼むとなると、それはちょっとと思うはず。形の上では免許を取っているのでお医者さんだけど…それは、形の上では医者でも、実質的には医者ではないからではないでしょうか?その後のキャリアを通じて、医者になっていくんだと思います。大学生も同じです。大学に受かったから大学生になるのではなく、その後の大学生活を通じて大学生になっていきます。勉強の面のみならず、精神面も。そのために4年間という期間があります。だから、大学に入ったからといってすぐに大学生になろうと思うのではなく、4年間を通じて、自分の考えをしっかり持って、考え行動できる大学生になり、4年間をかけて社会に出て通用する人になればいいので、一歩ずつ進んで行ってください」。