Go to challenge!!
4年間で誇れる何かを見つけよう
背景まで語られる深い授業
「人間が社会を形成して以来、社会にはルールが不可欠になりました。そのため、法学と医学は一番古い学問といえるんですね。でも歴史はありますが、現実問題を扱う法学はいつも刺激的で、本当にちゃんと勉強すると格段におもしろくなります。新聞を読んでいても書いていることの意味がわかるようになるので、一生付き合えるし、どの分野の仕事に就いても生かせるんですよ」。そう話すのは、「法学の勉強は、やってきて本当に面白かったですね」と振り返る有田謙司先生。心から法学を学ぶことを楽しんできた有田先生の授業は、教科書に書いてあることに加え、その事例や法律ができた背景まで語られるため、深く、また考えるきかっけを多く与えてもらえます。
充実した大学生活へのヒントは「誇れる何か」を見つけること
そんな有田先生ですが、実は進路が決まったのは4年生も終わる間際だったそう。しかし、悩み、道が決まるまでに要した長い歳月は、今振り返るととても貴重な時間だったといいます。最近は3年次から就職活動が始まるため、ゆったりと構えてはいられませんが、就職委員でもある有田先生は「真面目に考えすぎてはダメ、遊びがないと!」とアドバイス。そして「就職環境も厳しくなっていますが、4年間でこれをやってきたと言える学生は、複数の会社から内定をもらっていますね。誇れるものが1つあれば、就職試験の時にアピールできるし、社会に出て働き始めてもそれが自分の芯になります。大学は高校より時間がありますから、その芯になる部分を見つけられますよ」と、充実した大学生活を送るためのヒントを教えてくださいました。
「何とかなるさ」で踏み出すことが大事
さらに有田先生は、頭を柔軟にし、“遊び”の部分を持たせるためには「何とかなるさと思って、一歩踏み出すことが大事」といいます。そして「真面目に考えすぎると一歩も半歩も出ないでしょう。就職先での仕事が合わないなと思っても、続けていくと面白みが出てくることは多々あります。しかし、どうしても合わないときはやり直しがきくんです。若いうちはそんな風に考えてもいいんじゃないかな」とも。チャレンジしたことに本気で向き合えば、有田先生のように、物事の本質に触れること、そして面白さに気付くことができるのかもしれません。