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2023年9月30日土曜日に、釜谷ゼミと多田ゼミが、3大学国際私法合同ゼミを開催しました。釜谷ゼミ3年生7名と多田ゼミ3年生2名のほか、同志社大学の高杉直先生ゼミおよび林貴美先生ゼミ、福岡大学の北坂尚洋先生ゼミの皆様に参加いただき、80名を超える学生と先生方が西南学院大学の百年館に集まりました。
コロナ禍でオンライン開催が続いていた合同ゼミですが、今年は、4年ぶりに対面で実施することができました。第20回記念大会ということで、北海道大学の嶋拓哉先生をゲスト出題者としてお迎えして、期待と緊張が入り混じる雰囲気の中でのスタートとなりました。

　　当日、討論会前に行われた交流会では、3大学の学生がランダムに12のグループに分かれ、「今大会の目標」と「好きな通則法」というお題のもとで、アイスブレイクの時間を持ちました。自由に交流しながら緊張をほぐしつつ、討論会開始に向けて気持ちを高めることができました。
　　討論会が始まると、会場は緊張感に包まれました。各チームは、与えられた時間をフルに使いながら、鋭い質問を出し合い、様々な意見を堂々と主張し合いました。どのチームも大会当日まで入念な準備を行っていたことが伝わる、白熱した討論会でした。
　　討論会終了後は、問題作成者である嶋拓哉先生から解説もしていただきました。　嶋先生は、いろいろな答えがでるような問題を作成しましたと仰っていましたが、先生の意図された通り、それぞれのチームから独自の解釈で問題を検討したユニークな主張が出揃っていました。嶋先生のお話を伺い、どんな答えがあっても良いからこそ、いかに説得力のある立論ができるかが重要であると実感しました。

　　懇親会会場に移動し、共に食事をして学生同士の親交を深めました。討論会が終わったことで緊張も解け、誰がどこの大学の学生なのか境目が分からなくなるほどお互いに打ち解け合うことができました。討論会の感想や普段の学生生活の話、趣味などたくさん会話をすることができて、とても賑やかで楽しい雰囲気の懇親会となりました。
懇親会の終盤に結果発表が行われました。第1部家族法分野では釜谷ゼミが、第2部財産法分野では多田ゼミがともに第1位を勝ち取ることができました。またMVP（個人賞）でも、第1部では坂口典彌さん（法律学科3年）が2位、和田美結さん（国際関係法学科3年）が3位、片山実咲さん（同3年）が4位を受賞し、第2部でも、和田啓志さん（法律学科3年）が1位、首藤颯太さん（国際関係法学科3年）が5位を受賞し、釜谷ゼミ・多田ゼミのメンバーは喜びに沸きました。


　私たちは、夏休みに問題が発表されてから、問題の検討や参考文献探し、原稿とレジュメの作成と準備を進めてきました。問題はとても難しくどのように主張を構成すべきか迷いながら、全員で協力し議論を重ねました。また、合同ゼミ直前には、多田ゼミと釜谷ゼミで合同練習も行い、第1部、第2部両方の理解も深めました。
　残念ながら、体調を崩し、当日合同ゼミに参加することができなかったメンバーもいたため、そのメンバーの思いも背負い本番に挑みました。合同ゼミで他大学との討論により、は、相手へのリスペクトの気持ちを忘れない丁寧な質問の仕方や、初めて聞く人にもわかりやすい主張の仕方など、たくさんのことを学ぶことができました。また懇親会では、討論会の感想をはじめ様々な話題で意見交換を行い、楽しく有意義な時間を過ごすことができました。異なる地で国際私法を学ぶ仲間が１つの会場に集い議論し、共に学び交流することができたこの経験は、私たちの財産であり、ここで学んだことをこれからの活動に活かしていきたいと思います。


　最後になりましたが、嶋先生、そして各ゼミの先生方には、大会実施に向けてお力添えいただき、このような素晴らしい機会を私たちに与えて下さり、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。また、各大学実行委員の皆様には、賞品の分担購入をはじめ、運営にご協力いただきましたことに、お礼申し上げます。

大会結果

【チーム賞】

【MVP（九州地区）】

釜谷ゼミのメンバー

多田ゼミのメンバー

休憩時間の一コマ

最後の記念撮影