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2023/07/14(金)

法学部合同ディベート大会がおこなわれました

7月11日(火)、14日(金)に法学部基礎演習合同ディベート大会が開催されました。この大会は、法学部の基礎演習を受講している1年生が授業の集大成としてこれまで基礎演習で学んだ論理的な思考力や対話力を発揮する機会として設けられているものです。今年は全13クラスが参加する大規模な大会となりました。各クラスの中から3人が選抜され「日本において、ペットショップにおけるペット販売を禁止すべきである」という議題で与党(禁止すべき)野党(禁止すべきではない)に分かれてディベートを行いました。最近フランスなどでペットショップでの犬と猫の販売が禁止されたという世界的な流れもあり、日本ではどうするべきなのか考えさせられるテーマとなっていました。各チーム内で意見を交換をしながら図書館やネットで資料を集め本番に臨みました。本番のディベートでは、日本における動物の愛護及び管理に関する法律や、ペット販売業の衰退による職業選択の自由など、これまで基礎演習で学んできた基礎的な法学的な観点や実際にあった事件等を引用し、非常にレベルの高い議論を展開していました。コロナ過でずっと制限されていた対面での表彰式も開催され、大会には出場していない生徒も自らのクラスの勝利を喜んでいる姿も見られクラス全体での絆も垣間見えた大会でした。

表彰式後は、勝ったチームからも負けたチームからも達成感が滲んでいたように感じました。チームで一丸となって努力したプロセスに価値があると感じます。実際に参加した生徒からは「皆で図書館に集まって議論して、必死に準備したことが本番で発揮できて良かった。」「文献を調べたり、人前で話したりしたことは良い経験になった。これからの学校生活にも活かしていきたい。」「大会に出ない人もアドバイスや原稿のチェックをしてくれた。皆の助けがあったから相手チームの質問にも答えることができたと思う。感謝している。」といった声が聞かれました。

基礎演習の授業から大会までを通じて、論理的な思考力や対話力、協調性が身に付き、大きく成長した半年間だったと思います。私は基礎演習のアシスタントとして参加していましたが、授業中の彼らの真摯に学ぶ姿勢や大会本番での堂々としたスピーチには感動しました。この大会で得た経験が彼らのこれからの大学生活をより豊かなものにしてくれることを願っています。

法学部・国際関係法学科・4年・岡田航弥