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2025/01/09(木)

法学部の学生が司法修習生による模擬裁判に参加しました

司法試験に合格して司法修習中の77期司法修習生が福岡地方裁判所で行った模擬裁判に本学法学部の学生も参加しました。修習の一環としての模擬裁判のもつ、本番さながらの緊張感に身を置いた参加学生さんから、次のような感想が寄せられました。

---以下、模擬裁判に参加した学生さんによる感想です---

2025年1月7日~9日、福岡地方裁判所において、77期司法修習生の修習の一環として刑事模擬裁判が行われました。修習生が裁判官役、検察官役、弁護人役となり、私は裁判員の1人として参加しました。1日目は、冒頭手続と証拠調べがおこなわれ、証人尋問がありました。修習生が法廷に臨む姿は本格的で迫力があり、緊張感のある雰囲気も伝わってきました。2日目は、検察官のまとめ(論告)と弁護人のまとめ(弁論)があり、1つの事象を多角的な視点から見ることが大切だということを学びました。その後、裁判官と評議をおこないました。評議の中では、自分の考えが他人の人生を左右する責任感の重さと、複数の人と議論を展開して結論を出していく難しさと深さを実感しました。
今回、模擬裁判という場に裁判員役として参加してみて、傍聴するときとは全く異なり、当事者として関わっていることを自覚しました。法律家は法律的な知識だけでなく、相手を説得するという交渉術も必要だということを知りました。雑談の間には修習生の方々の気さくな面を知ることもでき、身近な存在に感じることができました。法律を学び始めたばかりの私も、これから高みを目指していきたいと思える良い機会になりました。
(法学部法律学科1年 春山さくら)