《館外展示》 ▶ 黒木重雄《One day》(コミュニティーセンター) ▶ 祈りの世界と食事―食べる聖書物語― 会期:8/25~12/21 ▶ 祈りの歌の泉をたずねて―グレゴリオ聖歌のあゆみ 会期:10/4~1/25
▶ ジュダイカと旧約聖書の植物―安息日と過越祭― 会期:1/28~5/25 ▶ 江戸時代の長崎、覗いてみた!―長崎聞見録の世界―(長崎県南島原市) 会期:4/21~8/24 ▶ 西洋の視線―地図にみる世界観と異境認識― 会期:5/27~9/23
会 場:西南コミュニティーセンター1階 ホワイエ
入館料:無料
第20回岡本太郎現代芸術賞展で特別賞を受賞した《One day》は本学人間科学部児童教育学科の黒木重雄教授による作品です。
会 場:南島原市原城図書館(長崎県南島原市) 会 期:2025年8月25日(月)~12月21日(日) 入館料:無料
食事は、古代より人間にとって大切な営みです。それは単に生きるためのものである以上に、家族や仲間と日々を分かち合い、慰め合うための特別な時間を私たちに与えてくれます。 聖書の世界の中でも、食事は非常に重要な役割を担っています。時には奇跡的な出来事が起こる舞台として、そして時には先祖の苦労を想起させる儀式の一端として、様々な食事の場面が描かれており、有名な「最後の晩餐」もまた、そのうちの一つです。このような食事の場面からは、宗教の根幹を成すような思想や重要な要素をくみ取ることもできます。本展覧会では、ユダヤ教やキリスト教における食事の場面が描かれた資料をもとに、信仰に関わりの深い食事や、そこで食べられるものについて紹介します。
会 場:國學院大學博物館(東京都渋谷区) 会 期:2025年10月4日(土)~2026年1月25日(日) 入館料:無料
今回のサテライト展示は、グレゴリオ聖歌を主題として構成しています。「Qui bene cantat, bis orat.」(よく歌う人は、倍祈る)というラテン語の古いことわざにも示されている通り、キリスト教の営みには「歌うこと」が深く関わってきました。グレゴリオ聖歌とは、ローマ・カトリック教会で用いられる、単旋律・無伴奏の宗教音楽です。6世紀頃にはすでに典礼の中で歌われ、8世紀にローマからフランク王国(現フランス)に伝わり、8世紀末には西ヨーロッパ全土の修道院や教会に広がった歴史を持つグレゴリオ聖歌は、キリスト教音楽の源泉とも言え、現在まで親しまれています。本展示では、グレゴリオ聖歌のテキストや楽譜を通してグレゴリオ聖歌の歴史と現在、そして変遷する記譜法や装飾性について紹介します。
会 場:國學院大學博物館(東京都渋谷区) 会 期:2025年1月28日(火)~5月25日(日) 入館料:無料
今回の相互貸借特集展示では、ユダヤ教の三大祝祭の一つである「過越祭」と、週ごとに行われる「安息日」で用いられるジュダイカとともに、旧約聖書の植物をご紹介いたします。 ジュダイカとは、ユダヤ教の祭具等を含む文物の総称であり、優れた美術工芸品を指す言葉でもあります。ユダヤの人々は時代によってさまざまな地域に移住しており、多様な素材・形態のジュダイカが存在しています。 そして、旧約聖書に登場する植物が、しばしばジュダイカと一緒に香として、食材として、象徴としてなど、様々な用途で用いられています。 本展示を通して、ジュダイカの豊かなバリエーションや、聖書植物の魅力に触れていただければ幸いです。
会 場:南島原市原城図書館(長崎県南島原市) 会 期:2025年4月21日(月)~8月24日(日) 入館料:無料
江戸時代後期、京都の医者であった広川獬が、長崎遊学の経験をもとに『長崎聞見録』という本を著しました。この本には、江戸時代の長崎に関連するさまざまなものが挿絵とともに紹介されています。当時の長崎は、ヨーロッパや中国に開かれていた唯一の場所で、日本人にとって珍しいものが沢山ありました。 現代の私たちが日常的に口にしているコーヒーやチョコレートから、海外の動植物、漢方薬、さらには幽霊、海に現れた未確認生物まで、当時の人々にとって珍しいものがぎっしりと掲載されています。現代の私たちにとっても読みごたえは抜群です。『長崎聞見録』を通して、江戸時代の長崎を少しだけ覗いてみましょう!
会 場:國學院大學博物館(東京都渋谷区) 会 期:2025年5月27日(火)~9月23日(火・祝) 入館料:無料
今回のサテライト展示は、「西洋の視線―地図にみる世界観と異境認識―」というテーマでおこないます。古代より製作された地図には、地理情報だけでなく、人々の世界観や興味関心が映し出されてきました。本展示では、西洋で製作された地図を展示し、地図に現れたキリスト教の影響やアジア・日本の形について紹介いたします。各時代の地図を通した、西洋の世界観や異境へのまなざしを知っていただけると幸いです。