基礎教育

基礎演習と導入科目で、
学習生活の一歩を応援します。

基礎演習は、1クラス25名程度で演習形式の授業を行います。形式は教員によって違いますが、ディベートを導入しているクラスがほとんどで、基礎演習の最後に実施される合同ディベート大会は、基礎演習の良い思い出になることでしょう。

また、西南学院大学法学部の基礎教育の特徴は、一言でいうと「面倒見の良さ」にあり、25人程度の少人数からなる基礎演習のほか、「法律学習の基礎」及び「法学概論」という導入科目で、法学部における学習生活のスムーズな一歩を応援します。

基礎演習

基礎演習は、1クラス25名程度で演習形式の授業を行います。形式は教員によって違いますが、多くのクラスはディベートを導入しています。テーマは、脳死問題、セクハラ、民族紛争など様々です。裁判所見学や議会見学に出かけるクラスもあります。

ディベートは知的ゲームであり、とても盛り上がります。それぞれのチーム内で、わいわい言いながら作戦会議をするのも楽しいもので、基礎演習を通じてできた友達関係は4年間続くようです。

もちろん楽しみのためにだけディベートをしているわけではありません。相手を説得するためには、自分の主張を裏づける情報を集め、それを論理的に伝えなければなりません。実際、ディベートに参加した大多数の学生が、ディベートを通じて論理的思考力が身についたと言っています。また、レポート作成の基礎力も身につきます。

基礎演習は、どのような演習形式にせよ大学生活の基礎が作られるとても重要な機会です。そこで法学部では、基礎演習受講者のために手厚いフォロー体制を整えています。「基礎演習SA」は、担当教員の判断により、各クラスに配置されています。また、図書館に行けば、リサーチなどのアシスタントをしてくれる学生スタッフもいます。いずれも、先生には聞きにくい細かな疑問にも学生目線で答えてくれる、と大好評です。

また、西南法学基礎教育研究会により、『法学部ゼミガイドブック〔改訂版〕』(法律文化社、2019年)が出版されています。学生はこのガイドブックを利用することにより、基礎演習で求められる課題を的確にこなし、大学生に必要とされる様々な技術を確実に体得できます。

導入科目

導入科目は、法律の専門科目を学習する前提となる基礎知識や基礎技能を身につけるために設置されており、1年生のうちに「基礎演習」、「法律学の基礎」及び「法学概論」を受講しながら憲法や民法などの専門科目を学ぶことになります。

SA制度(スチューデント・アシスタント制度)

上級学年の学生が主として
1年生の勉強をサポートします。

SA(Student Assistant)とはアルバイトの学生のことで、後輩の面倒をみるのが仕事です。法学部の上級生が主として1年生の勉強をサポートします。「面倒見の良い」西南学院大学法学部での教育を支える大事な制度です。

SAは、高校までと大学の違いに戸惑う1年生にとっては、学習面ばかりでなく、大学生活全般について、学生の立場からアドバイスしてくれる頼りになる先輩です。活躍の場所は様々で、現在は「基礎演習SA」、「専門演習SA」及び「英書購読SA」などがあります。

なお、基礎演習SAは、基礎演習の各クラスにおいて、1年生が課題を的確にこなすためのサポートをします。大学生活に上手に入っていけるように、ディベートの立論や日々の学習など、全般的に1年生を支えてくれます。

公務員試験対策講座

公務員を目指す人に向けて
試験科目の解説や演習を行います。

本学法学部では、3割近い学生が公務員として社会に進出しています。そこで、法学部では独自の公務員試験対策講座を正規の授業外で開講しています。

この講座は、公務員を目指す人や、法律の知識の定着を図りたい人に向けて開講されている講座であり、憲法や民法などの公務員試験の主要法律科目について解説を行った上で、テキストを用いて問題演習を行うので、法的な知識の整理・定着を効果的に行うことができます。